各社、衝突防止システムを競って開発してますね。
これで事故が減り、悲しい事故が減る事を望みます。
しかし、このシステムがかえって油断を生んでしまわないかと心配になります。
事故は、偶然の積み重ね、ありえない事や、性能や運転技術を越えた無茶が原因の場合が殆どです。
現実、その安全装置をデモした車両の事故がニュースになったり、衝突した等のクレームも少なくないと聞いています。

私は最近こんな事がありました。
陸運局へ向かう為、4号線を南下中の出来事です。
車は空いていて、2個先の市役所前交差点に黄色い服を着たマラソン走者が北上しているのが見えました。
その走者は片側3車線の右折車線を北上する様に走っていました。
私は、駅伝？？、通行止めはどこから？？・・と速度を緩めました。(もちろんマラソンでも駅伝でもありません）
まさか右折しないよね？？と想像は膨らみ、アクセルは更にＯＦＦ、私の向かう信号は青・・・。
もうすぐすれ違うその瞬間、反対車線を走る女の子？！は向こう側を向いたまま、私の車の目の前に飛び出してきました。
ブレーキ！！。
幸い速度は出てなかったので、程なく止まり、女の子は右フェンダーからボンネットに手を付いて、後ろに転んだだけで済みました。
これ、普通に６０キロ出てたら止まれるわけ無いです。
女の子はどうなっていた事か、考えるだけで震えが来ます。

これ、車に付いてる衝突防止装置で出来ただろうか？。
かなり特殊な例とは思いますが、人間の持つ「予感」と同じ性能は作れないと思います。


衝突防止装置、これは本当にオマケ程度に考え、日々事故を起こさないように努力しましょう。